RELEASE

輝き続ける『ドラゴンクエスト』
アプリゲームの多様な展開で
新たなファンを拡大
~異なるジャンルへのチャレンジが
カギになる~

2020.03.26ゲーマーライフスタイル調査

昨年の大ヒットタイトルに位置情報を使ったゲームタイトル『ドラゴンクエストウォーク』が挙げられます。『ドラゴンクエスト』は歴史が長い有名なIPですが、家庭用ゲーム機のみならず、現行ではソーシャルゲームやカードゲーム等の13ものタイトルがアプリゲームでプレイできます。そこで、『ドラゴンクエスト』のアプリは、ゲームの種類によってどのようなユーザーの違いがあるのかを弊社の新サービスiGageのデータから見てみました。

【調査結果サマリー】

■子供時代の“慣れ親しんだゲーム”を
スマートフォンでプレイする『ドラゴンクエストV』

⇒男女比は91:9で圧倒的に男性が多く、
男性30~40代で7割以上を占める。

⇒あまりアプリ課金をしない「ライトゲーマー」が2割で、
『ドラゴンクエスト』だからこそお金を払ってでも
プレイしたい。

■気軽に『ドラゴンクエスト』IPと出会う機会を作った
『星のドラゴンクエスト』

⇒男女比は83:15で、女性比率が増え、男性40代の比率が
最も高い。

⇒『ドラゴンクエストV』よりさらに「ライトゲーマー」が
多く、今までプレイしていない層も気軽にプレイしている
傾向。

■ゲームとエンゲージが高い女性ユーザーを新たに獲得した
『ドラゴンクエストウォーク』

⇒男女比は79:21で、女性比率が増加。

⇒「ヘビーゲーマー」の比率が高く、
コアなゲーマー女性を新たに獲得

【調査の概要】

iGageデータ:2020年2月8日~2020年3月8日の期間のデータ

子供時代の“慣れ親しんだゲーム”をスマートフォンで
プレイする『ドラゴンクエストV』

まず、スマートフォンタイトルの買い切りアプリ『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』のユーザーを見てみます。
ユーザーは男女比が91:9で圧倒的に男性が多い結果になりました。特に多かったのが30代男性で46.7%、次いで40代男性の25.5%と、男性30~40代で全体の7割以上になっています。【グラフ1】
家庭機版『ドラゴンクエストV』が発売されたのが1992年で、今から28年前です。子供の頃に『ドラゴンクエストV』をプレイしたユーザーが懐かしさを感じ、慣れ親しんだゲームをプレイするため購入しプレイしていることがわかります。

また、ゲームに対するエンゲージメントの強さでセグメンテーションを行なう弊社独自の指標「GUESS」の構成を見てみると、ゲームに対しての購買・課金も行う「ミドルゲーマー」が36.8%と最も多い一方で、2割以上が、ゲームアプリに対しての消費は控えめで、ゲーム性は求めつつカジュアルなゲームを好んでプレイする「ライトゲーマー」であることから、『ドラゴンクエスト』だからこそお金を払ってでもプレイしたいと考えるユーザーが多いことがうかがえます。【グラフ2】

気軽に『ドラゴンクエスト』IPと出会う機会を作った
『星のドラゴンクエスト』

次に、基本プレイ無料のソーシャルゲーム『星のドラゴンクエスト』のユーザーを見てみます。
男女比が84:16で『ドラゴンクエストV』よりも女性比率が高くなります。また、こちらは『ドラゴンクエストV』と比べ男性30代よりも男性40代の比率が35.6%と高くなり、さらに高齢化しているものの、男性30~40代で全体の6割以上になっています。【グラフ3】
また、GUESSの構成を見てみると「ミドルゲーマー」が32.1%、「ライトゲーマー」が37.9%で『ドラゴンクエストV』と比較し、さらにライトユーザーが多いことがわかります。【グラフ4】

この『星のドラゴンクエスト』は、一人用のRPGだった『ドラゴンクエスト』シリーズをソーシャルゲームにし、また基本プレイ無料で遊べることで『ドラゴンクエスト』は知っていても今までプレイはしなかったユーザーに、気軽に『ドラゴンクエスト』に出会う機会を与えたことが考えられます。

ゲームとエンゲージが高い女性ユーザーを新たに
獲得した『ドラゴンクエストウォーク』

それでは昨年の大ヒットタイトル『ドラゴンクエストウォーク』のユーザーはどうでしょうか?
男女比を見てみると男女比が79:21で、『ドラゴンクエストV』や『星のドラゴンクエスト』と比較するとさらに女性比率が高くなっています。男性30~40代で6割ですが、女性30~40代の比率が『ドラゴンクエストV』や『星のドラゴンクエスト』と比較し高くなっています。【グラフ5】
注目すべきポイントはGUESSの構成で「ヘビーゲーマー」の比率の高さで18.4%と、今回調査した3タイトルの中では最も「ヘビーゲーマー」の比率が高い結果となり、また「ミドルゲーマー」「ライトゲーマー」ともに3割を超えています。【グラフ6】

位置情報ゲームはという新しいジャンルであることや、女性ユーザーが増えたことにより、ゲームとはエンゲージが低いライトなユーザー構成になると思いましたが、『ドラゴンクエストウォーク』は、これまでの作品以上にゲームとエンゲージが高い女性ユーザーを獲得していることがわかります。

『ドラゴンクエスト』シリーズのアプリゲームの中でも、買い切りアプリの『ドラゴンクエストV』、ソーシャルゲームの『星のドラゴンクエスト』、位置情報ゲームの『ドラゴンクエストウォーク』とタイプの違った3つのタイトルを見てみましたが、手軽にできるアプリゲームになったことで、単に“過去からのドラクエファン”を楽しませるだけのものではなく、基本プレイ無料のソーシャルゲームにより、今まで出会わなかった人が気軽に『ドラゴンクエスト』と出会う機会を作ったり、新たなジャンルである位置情報ゲームにより、新規の層を獲得したりと、様々なアプリを展開することで少しずつ“新たなドラクエファン”の拡大ができていることがわかりました。

非常に人気の高い『ドラゴンクエスト』IPですが、過去からのファン層やコンテンツにとらわれず、様々なチャレンジをしていることで、新規のファンを拡大し、輝き続けるIPを実現しているケースだと言えるでしょう。