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ユーザー数が伸びている『クッキー
ラン:キングダム』 その要因は?!
大型アップデートや新CMが
若年層女性の吸引力に!
~デイリーアクティブユーザー数は
10万人をキープ~

2021.10.14⽉間定期刊⾏レポート

今回はユーザー数の伸びを見せている『クッキーラン:キングダム』について調べてみました。
『クッキーラン』シリーズは、これまでアクションゲームの『クッキーラン:オーブンブレイク』、パズルゲームの『クッキーラン:パズルワールド』などが配信されていますが、『クッキーラン:キングダム』は2021年1月21日にシリーズの最新作RPGとして配信開始されました。様々な特徴を持ったクッキーのキャラクターを収集・育成し、戦略を考えながら組み合わせて戦うゲームですが、自分だけの王国を作り、収穫や生産、納品、探検といった様々な活動で国を発展させるという要素もあります。
2021年9月2日には大型アップデートが行われ、メインエピソードの追加や、悠木碧・内田真礼など豪華声優陣によるボイス実装が行われました。また、2021年9月4日には池田エライザを起用した大型プロモーション活動が開始され、新TVCMや動画広告が開始、交通広告も東京メトロを中心に掲載されています。そういった一連のプロモーションとユーザー数増加の関係をiGageのデータから見てみます。

iGageの詳細はこちら:https://www.gameage.jp/igage/

【データの概要】

利用データ:iGageデータ

iGageデータ:2021年1月18日~2021年9月26日の期間のデータ

大型アップデート&大型プロモーションで
一気に15万人/週以上に

リリースされた1/18週のアクティブユーザー数は約2.0万人で、大型プロモーションが開始された8/30週までは、最もアクティブユーザー数が多かった週でも2.5万人となっています。しかし、大型プロモーションが開始されたあと、9/6週から急速にアクティブユーザーが増加し、最新週の9/20週では15.7万人に達しました。大型プロモーション開始前週の8/23週の1.0万人と比較すると、そのアクティブユーザー数は15倍以上という結果となっています。
リリース後のアクティブユーザー数の平均は2.6万人ですが、大型アップデートが行われた後の最新4週だけを見ると、アクティブユーザー数の平均は11.0万人に増加しています。【グラフ①】

では、次に直近4週のDailyアクティブユーザー数の推移を見てみます。
大型アップデートが実装された9月2日からユーザー数が伸びはじめ、9月4日に新TVCMがスタートして以降は顕著な増加が見られます。さらにセガの有名IP『ソニック』とのコラボがスタートした9月17日以降もアクティブユーザー数を着実に増やしていることがわかります。9月19日にはアクティブユーザー数が10万人に達し、それ以降も連日10万人前後の規模を維持し続けています。【グラフ②】

リリース当初と直近ではユーザー構成には
大きな違いはなく、10~20代の女性に人気

では、ユーザーにどのような変化があったのか、ユーザー構成をリリース初期の3週と直近3週の2期間に分けて見てみます。
まず、リリース初期のユーザー構成は、男女比40:60で女性がやや多い傾向でした。性年代別では、20代女性が20.8%と最も多く、次いで10代女性19.9%と続きます。10代は男性も約2割を占めており、このTOP3の合計が5割以上を占めています。【グラフ③】
次に最新のユーザー構成を見ると、男女比は39:61でほとんど変化しておらず、最も多いのは20代女性の20.6%、それに10代女性の19.8%、10代男性の15.1%が続き、TOP3の構成にも変化はありませんでした。【グラフ④】
このように、リリースから一貫して主に女性若年層に人気が高く、今回のアップデートやプロモーションにより、同世代に潜在していた新規ユーザーを獲得できたということがわかります。

並行して遊ばれているものには大きな変化が

次に『クッキーラン:キングダム』を遊んでいるユーザーが他にどんなゲームを遊んでいるのかを、リリース週と最新週で比較してみます。
リリース週で見ると、『クッキーラン:オーブンブレイク』が49.9%、『LINE:ディズニーツムツム』が15.0%、『モンスターストライク』の14.3%、『パズル&ドラゴンズ』の11.7%、『Pokémon GO』の9.3%が続きます。【表①】
『クッキーラン:キングダム』のリリース時には『クッキーラン:オーブンブレイク』のユーザーの約半数が『クッキーラン:キングダム』をプレイしており、『クッキーラン』シリーズとして、きちんと新シリーズにユーザーの誘導ができていたことがわかります。

続いて、最新週で最も並行して遊ばれていた上位のアプリは、『LINE:ディズニーツムツム』の15.8%、それに『モンスターストライク』の15.2%、『ウマ娘 プリティーダービー』の12.9%、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』の11.3%、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』の10.8%という順でした。同社のタイトルである『クッキーラン:オーブンブレイク』や『クッキーラン:パズルワールド』は上位に入っておらず、若年層に人気の高いメジャータイトルが並んでいます。【表②】
最新週では『クッキーラン』シリーズはTOP5に入っていないことから、アクションゲームとしての『クッキーラン』が好きな従来のユーザー構成比が下がり、新たにRPGジャンルが好きなユーザーが『クッキーラン:キングダム』を認知し、プレイしていることが推察されます。

【表1】クロスプレイ:ゲームアプリTOP5
(2021.1.18〜2021.1.24時点)

アプリ名称
同時プレイ率
(%)
1
クッキーラン:オーブンブレイク
49.9
2
LINE:ディズニー ツムツム
15.0
3
モンスターストライク
14.3
4
パズル&ドラゴンズ
11.7
5
Pokémon GO
9.3

【表2】クロスプレイ:ゲームアプリTOP5
(2021.9.20〜2021.9.26時点)

アプリ名称
同時プレイ率
(%)
1
LINE:ディズニー ツムツム
15.8
2
モンスターストライク
15.2
3
ウマ娘 プリティーダービー
12.9
4
ディズニー ツイステッドワンダーランド
11.3
5
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク
10.8

リリースから数カ月経過したタイトルのアクティブユーザーが、大きく伸びるということは非常に稀です。今回行われた大型アップデートやプロモーションによって、新たに『クッキーラン:キングダム』の認知を拡大し、RPGジャンルが好きなユーザー層を獲得したことがiGageのデータから読み取れます。
豪華声優陣の起用や、池田エライザを起用したCMによるゲームの世界観の訴求が、今まで『クッキーラン:キングダム』を認知していなかった若年層の女性へリーチした結果と言えるでしょう。また、10万人/日以上のアクティブユーザー数を維持していることからも、プロモーションによる一時的な効果ではなく、ゲーム自体がユーザーに評価されていることがわかります。
9月17日からは『ソニック』とのコラボイベントも行われていますが、今回獲得したユーザーが『クッキーランキングダム』の世界観の中でどのように楽しくプレイできるのか、今後も注目したいと思います。