IPS(Innovative Power Segment)
イノベータ理論に基づく、パッケージゲーム(ゲーム専用機)の先行性・関与度に関し、当社が独自に構築したユーザーセグメンテーション指標です。当社が保有する40万サンプルの調査モニターには、全員にこのIPSフラグが付与されています。年2回(春/秋)メンテナンスを行っており、常に最新の状態に整備しています。
IPSの算出メソッド
- 当社が保有する40万サンプルの調査モニターの更新調査の際、IPS算出用の設問を組み込みます。
- 「ゲーム機所有状況」「プレイ状況」「ソフト購入本数」「情報接触・伝達態度」などの設問の回答パターンに応じてIPS属性を算出し、各IDに付与します。
- セグメントは[イノベータ][アーリーアダプタ][ブリッジピープル][アーリーマジョリティ][レイトマジョリティ]の5属性。(ゲーム専用機非所有者の[ラガード]を入れると6属性)
- [アーリーマジョリティ]と[レイトマジョリティ]は統合して[マジョリティ]とすることもあります。
各セグメントの特徴
セグメント名称 | 特徴 | 市場構成比 | 年間ソフト購入本数 |
---|---|---|---|
イノベータ | ゲームに関する関与度・先行性が最も強いユーザー群 | 4.9% | 12.2本 |
アーリーアダプタ | 比較的早期に購入に踏み切るユーザー群 | 8.7% | 5.9本 |
ブリッジピープル | 自身の判断基準はそれほど明確ではないが、マジョリティへの情報伝達機能を持つユーザー群 | 9.7% | 1.1本 |
アーリーマジョリティ | 周囲の状況や流行感の影響を受けやすいユーザー群 | 11.1% | 2.9本 |
レイトマジョリティ | 周囲の状況や流行感を確認した上でようやく購入に踏み切るユーザー群 | 16.8% | 0.1本 |
ラガード | ゲーム専用機を1台も所有していない、マーケット対象外の顧客群 | 48.7% | ― |
- ”年間ソフト購入本数”は、家庭内のユーザー重複などの要因が含まれますので”市場構成比”との乗算を行っても年間販売本数と合致するものではありません。
- 掲載しているデータは2012年春のものです。
PlayStation3のIPS
- 『ハードフォーキャスト2012春』(2012.4.30発行)より
