戦略キャンバス
価値創造(バリュー・イノベーション)のための戦略可視化ツールです。製品・サービスを構成する要素源泉を、それぞれの重要度に応じて【除去-eliminate-】【減少-reduce-】【強化-raise-】【創造-create-】の4つに分類し、達成すべき目標値を設定します。
戦略キャンバスのポイント
- 既存の製品やサービスでは充足できていないウォンツ(顧客の潜在的欲求)を探索することができます。
- 競合との比較(ベンチマーク分析)により、明確な戦略の差別化が図れます。
- 各要素の重要度に応じた対応を図ることにより、メリハリの利いたタイトル制作やマーケティング活動が行えます。
- 特に、未開拓市場(ブルーオーシャン)を発見し、競合に先んじて対応することで、非常に高い効果が期待できます。
(策定プロセス例) ~開発中タイトルの要素検証~
- ゲームの構成要素となりうるキーワード(実装予定内容+新規アイデア)をピックアップ。
- 調査結果に基づき【ニーズポートフォリオ】にマッピング。
- 各象限の要素を「除去→減少→強化→創造」の順番に【戦略キャンバス】に落とし込む。
- 競合タイトルとの比較も踏まえつつ、各要素の目標値を設定する。
- その時、戦略キャンバスの自社タイトルの折れ線グラフが右肩上がりになるように気を付ける。
- キーワード抽出に際しては、定量調査だけではなく、FGI(定性調査)やMROCなどを活用することも非常に有効。
- 競合との比較に際しては、各要素の格差(同要素の距離)に注意する。距離の遠い要素が有効な差別化ポイントとなり得る。
